なるほど、ドラマティックで感動的でこれは名作と言われるだけあるオペラには興味は無いですがこれは引き込まれるものがあります。当然1958年のこの作品古臭いのではありますが、エラとルイの深い表現力、声という楽器の持つ力を実感させられます。
いつかは小説の「ポーギーとべス」を読みながら、これを聞く言う優雅なこともやってみたいと思いますが若造には荷が重いかもしれません。ガーシュウィンはこれをオペラで書きあげたジャズ・ヴァージョンです。
他にも聴きどころは色々あるようで(amazonコメント)summerTimeの3分03秒のところでサッチモが笑っています
One of these morning, You gonna rise up singing,
Yeah you spread your wings, And you take to the sky
黒人解放を予言して笑っているのでは?との見方をされる人を
見かけましたが、1955年のモンゴメリー・バスの人種分離法違反で黒人が罰金刑となり、キング牧師がモンゴメリー・バス・ボイコットで56年に「人種分離法」が違憲だと裁判で勝ち取った。これを思い浮かべながら60年に始まる公民権運動のシット・イン運動を予見して笑った。さすがに飛躍し過ぎだとは思いますが、これは、これで鋭い観察力と聞き方だなと感心します。
ベッドに入って部屋を暗くしてこれを聞きながら眼をつむればいい夢が見られそうです。そんな聴き方してたらいつまでたっても最後にたどり着かないかもしれにないですが
1. Overture
2. Summertime
3. I Wants To Stay Here
4. My Man's Gone Now
5. I Got Plenty O' Nuttin'
6. Buzzard Song
7. Bess, You Is My Woman Now
8. It Ain't Necessarily So
9. What You Want Wid Bess
10. A Woman Is A Sometime Thing
11. Oh, Doctor Jesus
12. Medley : Here Come De Honey Man - Crab Man - Oh, Dey's So Fresh & Fine
13. There's A Boat Dat's Leavin' Soon For New York
14. Oh Bess, Oh Where's My Bess?
15. Oh, Lawd, I'm On My Way!
vocal : Ella Fitzgerald
tumpet, vocal : Louis Armstrong
orchestra : Russell Garcia
vocal : Jud Conlon Singers
導入なんで歌なしでサマータイムが、これから始まるよを連想させ、アルバム全体のイメージを膨らませてくれます
Overture
Bess, You Is My Woman Now