2019年に惜しくも83歳で他界したジャズ界の「アイアン・マン(鉄人)」ハロルド・メイバーンの通算27作目のリーダー・アルバム(追悼盤)
メイバーン自身の作曲による大ヒットナンバーを中心に晩年一緒にプレイをした気の合ったメンバーと繰り広げる白熱のライブ盤です。
2017年にニューヨークのジャズクラブで収録されたもので、エリック・アレキサンダーらとのプレイが聴きものでテナーのエリック・アレキサンダーは1987年からメイバーンに師事しています。エリックとのカルテットはもう30年近くで、他メンバーも長い間メイバーンと活動しています。
収録曲はライブでは必ずといってよいほど演奏しているメイバーンのオリジナル曲中心の8曲です。
メイバーンのピアノはコードを塊で跳ねるようにぶつけてくる印象で、リズムが中心にいるような感じで非常に肉感があります。
それでいて弾き過ぎないのが良いですね。ためて放つ、そしてここぞと言う時に出てくる。
スカッと爽快ではあり、時に聞いたことのあるフレーズが出てくるのは年の功でしょうか。
個人的にはThe Lyrical Cole-Manあたりが派手で好きです。
懐深い豪快な親父さんといった印象です。
1. Mr. Johnson
2. The Iron Man
3. Lover Man
4. The Lyrical Cole-Man
5. EdwardLee
6. It’s Magic
7. The Beehive
8. Rakin’ and Scrapin’
recorded at January 5, 6, 7 2018
at Smoke Jazz Club in New York City
produced by Paul stache & Damon Smith
2020 Smoke Sessions Records
piano : Harold Mabern
bass : John Webber
drums : Joe Farnsworth
trombone : Steve Davis (except 4,5,6,7)
alto sax : Vincent Herring (except 4,6)
tenor sax : Eric Alexander (except 3)
Edward Lee
Mr. Johnson
The Lyrical Cole-Man
Rakin' and Scrapin'