おそらく札幌時代に、ソウルファンク系にマスターの目利きが鋭かった古本屋で購入の一枚で、レアものっぽいため情報が中々でてこない。
ノーザン・ソウル系の4人組男性ヴォーカル・グループで4名がメンバーである。前身のバンドThe Four Penniesで数枚のシングルをリリースHearts Of Stoneと改名し、Motown傘下のV.I.P.からリリースした唯一のアルバム。ここまでは調べはライナーノーツ、WEBとも大差はありません。レーベルについても気になって調べてみるとV.I.P.は新人や中途入社組の多い独立型レーベルであったらしく、アルバムはこのハーツ・オブ・ストーンを含めて6枚しかリリースしていくので、在籍アーチストも極わずかとレーベル自体もレアでした。
さてこのバンド、マイナーなバンドではあるが音はしっかりとして全く悪くなく聞きごたえある内容であり、ボーカル以外のバックのバンドの演奏もクレジットなどは有りませんがしっかりしています。またオーケストレーションを入れた楽曲も何曲かあり、レーベルもお金をかけていると思われ期待度は高かったのでしょう。しかし完成され安定し過ぎて聞き流しやすいため、BGM的になってしまいます。惜しむらくはテンプテーションズ的なボーカルものに重きをおくのか、スライ系のバンドサウンドに重きをおくのかがはっきりしておいたほうが、まとまりがあったんではないかな?(えらそうですね)
1枚でなくもっとアルバムを聴きたかった才能の一つですが、様々なソウル系バンドが出ては消えていったこの時代に一挙にアメリカ音楽業界は進化していったんだなあと改めて思い知る今日この頃
1. It's A Lonesome Road
2. If I Could Give You The World
3. Would You Take A Dime From A Poor Man
4. Rainy Night In Georgia
5. You Gotta Sacrifice (We Gotta Sacrifice)
6. What Does It Take (To Win Your Love)
7. Yesterday's Love Is Over
8. "Thank You" Falettinme Be Mice Elf Agin
9. He Ain't Heavy, He's My Brother
10. You've Made Me So Very Happy
11. One Day
produced by Henry Cosby
1970 V.I.P.
vocal :
John Myers
Lindsey Griffin
Floyd Lawson
Carl Cutler
You Gotta Sacrifice (We Gotta Sacrifice)
スライだ
唯一のシングルカット「It's A Lonesome Road」 モータウンだ
One Day
あれ、作風がまた違う