2013年12月10日に亡くなられて、ずいぶん経ちましたが、最近のような気がして、そんな前だったかな?って感じです。
巨匠ジム・ホールの初リーダー作で、ギター/ピアノ/ベースというシンプルな編成でドラムなし。
初めて聴いた時の正直につまらないし衝撃デビューではないだろうなと言った印象でした。ジム・ホールの初リーダー作だぜ!って意気込んで聴いたせいですね。ブログの昔の記事で偉そうにつまらんと書いてました。(すいません)
でも、久しぶりに聴き直すとつまらないと思っていた演奏もそうでもない。時代背景を思えばリズム楽器として四つを刻んだりコード楽器であったギターを、ホーンライクなソロ楽器として確立してきたギタリストで、5曲目のTangerineなんかはコードとメロディーを自在に行き来してコード感が良く感じられるお手本のような演奏です。
ピアノやベースもそつのなさすぎるバッキングでつまらないと思っていたんですが、ドラムレスで、こういったスイング感を出していることなどにまた発見。聞き込めば味が出てくるものですね。
1. Stomping At The Savoy
2. Things Ain't What They Used To Be
3. This Is Always
4. Thanks For The Memory
5. Tangerine
6. Stella By Starlight
7. 9:20 Special
8. Deep In A Dream
9. Look For The Silver Lining
10. Seven Come Eleven
1957 Pacific Jazz Records
guitar : Jim Hall
piano : Carl Perkins
bass : Red Mitchell
Tangerine
Seven Come Eleven
Stella By Starlight