コルトレーン芸術の集大成と言われる「至上の愛」の発売は1965年で私の生まれた年。
中古CDコーナーでコルトレーンはそれほど持っていないなあ・・と見ていたら「至上の愛」を見つけました。私ジャズ・マニアまでは行かないが、一応ジャズ好きではあることを自負しているので、雑誌などでこのアルバムの存在は知っていましたが未だ聴いたことはありませんでした。と言うことで即決で購入決めてみました。
神への讃歌をテーマにした4部構成の「組曲」で全体がひとつの作品となっているトータル・アルバムとなっています。
さて、家に帰って心して聴き始めるとパート1では、「ア・ラヴ・シュプリーム ♪」で念仏のような低い声が響く。オウ!怖い 宗教か?何でも聞き込むほどに開眼するらしい。
その後もフリーに近いインプロで、これがフリーか通常かの分かれ道と言われているやつかと実感します。
コルトレーンは、このセッションの6ヶ月後の「神の国(アセンション)」から、フリージャズに突入しています。
未だ私はフリーの世界に行ってませんが、行きつけのジャズ好きな「おでんバー」で耳だけは馴らされてきています。抽象的なジャズ系音楽は全てフリーにジャンル分けされるのかと思っていたら「アヴァンギャルド・ジャズ」「フリー・ジャズ」に大別されるそうで、中間は「アストラル・ジャズ」と呼ばれているらしい。
ふむ、奥は深いようです。
1. Part I Acknowledgement 承認
2. Part II Resolution 決意
3. Part III Pursuance 追求
4. Part IV Psalm 賛美
Produced by : Bob Thiele
1965 Impulse!
tenor sax : John Coltrane
piano : McCoy Tyner
bass : Jimmy Garrison
drums : Elvin Jones
Part I Acknowledgement 承認
Part II Resolution 決意
Part III Pursuance 追求