テナー・サックスのコールマン・ホーキンスをゲストに録音した1963年のアルバム。
ブルージー・バレルとアルバム名が付けられているが表には「featuring a new BOSSA NOVA Tres Talbras」つまりは、ブルースアルバムって訳ではない。
聴き始めの1曲目はボサノバ風ジャズ。で、不思議を発見。オリジナルのライナー・ノーツ曲名とジャケ表紙は「Tres Talbras」日本語訳のライナー・ノーツとディスク・データの曲名は「Tres Palabras」どうやらスペイン語で tres=とても Palabras=口喧嘩。曲自体は、キューバ出身の作曲家Osvaldo Farrésの曲で元曲には歌詞があるらしく直訳では「Three words」口喧嘩ではないでしょう?わからんので、またどこかで出直します。
さてアルバム自体はメンバーのホーキンス、バレル、ピアノのトミー・フラナガンの皆さんが主張し過ぎない大人な演奏でダンディズムを感じます。
昔の暗いジャズ喫茶でこれを聞いて、濃い珈琲を飲みながら黙って本を読むなんてのが最高に似合いそうです。
ケニー・バレルは少し泥臭くて硬派な音のギタリストで良く聞くアルバムも多いですが、これは私の中では上位ランク
1. Tres Palabras
2. No More
3. Guilty
4. Montono Blues
5. I Thought About You
6. Out Of This World
7. It's Getting Dark
8. I Never Knew
1963 Moodsville
Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ; September 14, 1962.
guitar : Kenny Burrell
tenor sax : Coleman Hawkins
alto sax : Leo Wright
bass : George Tucker, Major Holley
congas : Ray Barretto
drums : Eddie Locke, Jimmie Smith
piano : Gildo Mahones , Tommy Flanagan
Tres Palabras
I Never Knew
Montono Blues