トランペット、サックスの響きも楽曲も素晴らしいラテン寄りアフロキューバンなジャズ。
キューバやプエルト・リコのミュージシャンとの混成グループで行なったイタリア、オルヴィエト、マンチネリ劇場でのライヴで、彼の朗々たるブローとホットなプレイが威力を発揮した快作だ。
この作品では、トランペット、サックス、フリューゲルホルンなど管楽器全般の演奏ですが、基本アメリカ人のトランペット奏者でテキサス生まれとのこと。ソニーロリンズ、オスカーピーターソンなど大御所ミュージシャンとのセッションは引っ張りだこで自身のバンドは「ロイ・ハーグローヴ・クインテット(略称RHQまたはRH5)」、「ロイ・ハーグローヴ・ビッグバンド(略称RHB)」「RHファクター(略称RHF)」の三つのバンドでRHQでの活動がメイン。
これを書くにあたりネット検索していたら、ロイ・ハーグローヴは2018年11月2日、ニューヨークのマウント・サイナイ病院で死去していました。49歳でした。才能は早くに力尽きることが多いですね。
さてこの作品ギターのラッセル・マローンが人のアルバムなのに相当目立ってますが、これがまたはまってまして結構ヘビロテ気味に聞いているアルバムです。革新的な曲あり、伝統的であり素晴らしい。タイトルのCRISOLはスペイン語で「るつぼ」
1. O My Seh Yeh
2. Una Mas
3. Dream Traveler
4. Nusia's Poem
5. Mr. Bruce
6. Ballad For The Children
7. The Mountaings
8. Afrodisia
9. Mambo Roy
10. O My Seh Yeh (Reprise)
recorded at Teatro Mancienelli, Orvieto, Italy - January 5 & 6, 1997
executive producer Richard Seidel
1997 PolyGram Records Inc
alto soprano Sax, trumpet, flugelhorn : Roy Hargrove
sax : Gary Bartz
bass : John Benitez
bass : Jorge Reyes
congas :Miguel "Ana" Diaz
congas : Anga
drums : Horacio "El Negro" Hernandez
drums : Idris Muhammad
guitar : Russell Malone
piano : Chucho Valdés
piano : John Hicks
soprano tenor sax : David Sanchez
timbales : Jose Quintana
trombone : Frank Lacy
o my seh yeh
Mambo for Roy
少し毛色違いますが
スリリングなライブです