1957年6月26日、NYでの録音のボーナストラックは2曲のリマスター盤です。
このアルバムは7人編成を基本としたセプテット編成のコンボでコルトレーン、コールマン・ホーキンス、アート・ブレイキーなどのお馴染み大御所が名を連ねています。
ちなみに2人=デュオ、3人=トリオ、4人=カルテット、5人=クインテット、6人=セクステット
出だしの「Abide With Me」は金管だけで讃美歌を演奏したもので美しいアンサンブルですが国歌斉唱みたいな雰囲気。内容が良ければ多少のことは気にしない録音らしく、2曲目の「Well, You Needn't」ではモンクのソロの後テーマを少し弾いてから「コルトレーン!コルトレーン!」というモンクの呼び声、この後のドラムロール合図でサックスソロとなる。前代未聞の事故と評されているが録音だけを聞きながらメンバーが顔を見合わせながら演奏していることが想像しながら聞けるし私はそれほど違和感は感じません。
7、8曲目の「Crepuscule with Nellie」は難曲のため録音に2日かかったとのことで、TAKE4,5,6を収録してあります。(6takeは録ったってことですね)
他アドリブの出だしを間違えたり、リズムがずれたりしている曲もあるようですが、発見したら「味があるな」と心の中でニヤリします。セールスを意識しているのかジャケ写がまた良いですね、こういうセンスも好きです。
1. Abide With Me
2. Well, You Needn't
3. Ruby, My Dear
4. Off Minor (Take 5)
5. Off Minor (Take 4)
6. Epistrophy
7. Crepuscule With Nellie (Take 6)
8. Crepuscule With Nellie (Takes 4 And 5) (Stereo)
Produced by Orrin Keepnews
1958 Riverside Records
Recorded in New York, June 26, 1957.
piano : Thelonious Monk
alto sax : Gigi Gryce
tenor sax : Coleman Hawkins, John Coltrane
trumpet : Ray Copeland
bass : Wilbur Ware
drums : Art Blakey
TAbide With Me
Well, You Needn't
Crepuscule With Nellie