英国人のビクター・フェルドマン'58年の米国デビュー盤
V、Wのアーチストを買ってみようと衝動買いをするマイブームの博打買いの一枚です。
でもビクター・フェルドマンの名前だけは、かすかに記憶がありこれは完全な博打ではありませんでした。
改めてディスコグラフィーをチェックすると、このあとマーティー・ペイチ楽団に参加し、ヘンリー・マンシーニ楽団にも
60年代にはマイルスで作曲・演奏とある。それは、かすかにでも記憶はあるわけです。
フェルドマンのスピーディで軽やかなバイブとピアノは中々良いですが、他の書評でもよく書かれていますが、スコット・ラファロのベースにどうしても耳が行ってしまいます。ブルンブルンとした歯切れがよくバンド全体をリードしてバンドにまとまりを加えています。ちなみにスコット・ラファロがビル・エヴァンス・トリオに参加するのは、1961年だからこのアルバムの3年後ともう少し後で、その前の録音だと聞くと得をした気分にもなれます。
アルバムの内容は至極まともなんですが、気になるのはジャケ写。米国デビューは、アイドル路線で売り出そうとしたんでしょうか。ライナーノーツでは写真はドラムの Stan Leveyとある。ノリで撮影したのを使ってしまったんでしょうか。
1. Serpent's Tooth
2. Waltz
3. Chasing Shadows
4. Flamingo
5. S' Posin
6. Bebop
7. There Is No Greater Love
8. Too Blue
9. Minor Lament
10. Satin Doll
producer : Lester Koenig
Recorded January 21 & 22, 1958 at Contemporary's Studio in Los Angeles.
vibraphone, piano : Victor Feldman
bass : Scott LaFaro
drums : Stan Levey
S' Posin
Serpent's Tooth
Flamingo
Satin Doll