ギャンブル買いシリーズ
全く知らない試聴もしないアーチストに一生懸命働いたお金を投資する=ギャンブルです。
ビニールの封を開け見るとライナーノーツ無しの、ペラ1枚で2枚組。
写真とか印刷とかは粗雑ではないものの、ブートレグ感満載で第一印象は「やっちまった」でした。ですが、ギャンブルで儲けたのか否かでは、最近勝率が良く勝ちでした。
私は知らなかったけどジャズ界では有名、人気のサックス奏者とのこと。グレイト・アメリカン・ミュージック・ホールなんて派手な名前のホールでの演奏の発掘音源です。
出だしのピアノの音ブレが最初に気になったものの音質はまあまあ良かったです。クインテット構成のオーソドックスなスイングでライブならではの観客の声も入り、演奏もリラックスしています。
丸々録音のようで、バンドだけでなく各人の完全ソロ演奏があったりして、2部構成のステージの雰囲気が味わえます。
ZootのサックスもさることながらMcKennaの明るく軽やかなピアノがとても心地良い。また、Bucky Pizzarelli のギターはとてもわかりやすくオーソドックスですが、聴きあきなくてマネしたい(できそうな)タッチも随分あります。
ラグタイムな曲やベースMajor Holley のスキャットも、ステージ用にコミック気味茶目っ気たっぷりで楽しいし、ヘビロテにはならないとは思いますが繰り返し聞くアルバムになりそうです。
発売レーベルは多分「Jazz Time」という所で発売年度は書いてないしネットにも出てないので不明です。細かいことは全く書いていないので、やっぱりブートレグ?
【DISC 1】
-First Show-
1. Softly As In A Morning Sunrise (Partial)
2. Beautiful Friendship
3. Django Medley: Nuages / Tears / Sweet Chorus
4. Send In The Clowns
5. On Green Dolphin Street
6. Memories Of You
7. Ellington Medley
8. Caravan (Partial)
-Second Show-
1. The Red Door
2. Slow Waltz
3. Do Nothing 'Til You Hear From Me
【DISC 2】
1. Tea For Two (feat Dave McKenna)
2. Love Song/Peg Leg Shuffle (feat Bucky Pizzarelli)
3. Slow Burning
4. Cherokee
5. Come Rain Or Come Shine (Zoot Sims & Bucky Pizzarelli duo)
6. How High The Moon (feat Major Holley)
7. Rosemary's Baby
8. Unknown Title
9. Back Home In Indiana
10. Outro / Band Introductions (cut)
tenor sax, soprano sax : Zoot Sims
guitar : Bucky Pizzarelli
piano : Dave McKenna
bass : Major Holley
drums : Jake Hanna
Live at Great American Music Hall, San Francisco, CA. USA. June 10th 1977
- First & Second Show -
このアルバムの音源はアップされていない無いようです。
1970年のカルテット
1977年 You're My Everything