新宿駅で自主ライブしている若者たちに読んでもらいたい本である。
さて、この本の紹介です。
1ポンド130円として30ポンドで3,900円。ロンドンでバスカーを生業としていた時の土門氏の日給は平均このぐらいでしょうか。
バスカーとは、イギリスの言葉らしく「路上などの公共の場で歌や楽器演奏でお金を稼ぐ人」
2003年からロンドン地下鉄では、ライセンス制度となっていて土門氏はライセンスを取得。この2005年からのバスキング日記には演奏していて出あった人のこと、バスカーとしての誇り、意気込み等が書かれています。
ひとクセある人の話、お金を稼ぐための工夫。そしてロンドンの地下鉄爆破事件の時にバスカーをしていた生々しい描写。
ギター一本かついで、人生を楽しめるなんて素晴らしい。
公共の場で演奏するからには、人に聴いてもらうことを前提で演奏するもんだと日本の若者にもメッセージを送っている。
音楽とは表現することなので、度胸とか練習で人の前で演奏はとても為になるし他人と共有することで深くなるものですからね。
新宿路上の若者には、頑張れというメッセージととも、カラオケは勘弁して!という気持ちです。
私は気に入った若者アーチストのCDなんかもたまに路上で買ったりします。