音楽は耳で聴くもの、本は眼で読むもの。聞いて読んで人は学習する。    

放送禁止歌 森達也

題名を見て真っ先に頭に浮かんだのは「キンタの大冒険」

私の好きな憂歌団の「おそうじおばちゃん」あたり。

 

いわゆるTVなどで放送禁止になる要素は「猥褻(わいせつ)」「差別」「暴力や犯罪」。では放送禁止の歌は、どのような場合になるのか?

 

日本の激しい60年代後半から70年代後半、フォークソング時代に規制され、以降様々な理由で放送禁止となる歌が続々と誕生する。禁止の対象は、放送禁止用語、差別用語、体制批判、性表現、部落問題。

 

歌と言うものは、言葉の意味を理解しなくても、歌詞をまるまる覚えてしまう。ペンも主張であり考えさせてくれるものであるが歌は伝播力が強い。短くても覚えてしまうものであり、想像で感情移入できるものであるからこそ、それが気に食わない人、都合が悪い人が世の中にはいっぱいいる。

 

その歌を作った時の気持ちを表現するのもであれば、問題ないものもあると思う。その一つの単語が無ければ、歌の意を組み取れないこともあるはずである。

 

本書には、数多くの歌詞が掲載されているが、放送禁止といえども、その背景を知ると世の中に残っていてもらいたい歌は多かった。